今回は、一眼カメラをつかって料理やお菓子をドラマチックに撮るコツについて書いていきます。
僕もまだまだ勉強中ですが、カメラ初心者で料理の撮り方を知りたい!という方は参考にしてみてください。
- 料理の撮り方がいまいちよくわからない
- 自分で作った料理やお菓子をいつもと違う視点から撮りたい
- 普通に撮るのに飽きてしまったので、簡単に試せる撮影テクが知りたい
管理栄養士&カメラマンの僕が解説します!
光を意識する(自然光の場合)
写真は「光」がとても重要。
光の量、角度、影などの要因で、被写体の色や明るさ、雰囲気が大きく変わってきます。
料理は出来上がってからすぐに撮影しないといけないものが多いため、あらかじめ光の角度や入り方、カメラの位置、設定、その他カトラリーの準備などをしておき、完成したらすぐ撮影できるようにしておきましょう。
料理が映えない光の向きとは?
料理写真が綺麗に撮れるのは、サイド光、逆光です。
逆に、綺麗に見えない、美味しそうに見えない光の向きは、順光と呼ばれます。
僕は木漏れ日や窓の隙間から差す光が好きで、よく取り入れています。
上の写真は2枚とも反逆光(時計でいうと被写体正面から9〜11時くらいの方向)で撮影しています。
また、家内で撮影するときは窓際の光が差し込む場所や窓が複数あって明るい部屋で撮影するのがおすすめです。
調理工程や動きのあるシーンを切り取る(シズル感を出す)
お菓子や料理を作っているとき、「うわ!美味しそう〜」って思う場面ってありますよね。
その場面を上手く切り取ることができたら、その写真はすごくそそるものになります。
このことを「シズル表現」と言い、企業のポスターやCMなどのビジュアル広告にもシズル表現が使われています。
下の写真は、はちみつや粉糖を上からかけている場面を切り取ってみました。
仕上げの作業を切り取ることで、出来上がりの新鮮なイメージ、完成後の達成感などを表現できると思います。
◯撮り方
事前にカメラを三脚にセットし、セルフタイマーでシャッターが切れるタイミングに合わせて粉糖やハチミツをかける
タイミングや慣れれば簡単に撮影することができます。
シャッタースピードは1/125程度にし、F値は8くらいが良い。(明るさをみて適宜設定し直す)
連続シャッターを設定しておくと、撮りこぼしなく狙えるのでおすすめ。
寄りで撮ってみる
被写体に寄って撮影すると、人から見える景色とは違う視点で写すことができます。
寄りで撮影するときも、逆光やサイド光を意識して撮影してみましょう。
前ボケをつくる
前ボケを作ると写真に奥行きがでて、立体感が生まれます。
前ボケに使用するものは、生花やドライフラワー、観葉植物などの植物や、本やオブジェなど雑貨を活用しても雰囲気が出ます。
いいものがない場合は、グラスやマグカップ、カトラリー類を被写体の前に置いて撮影してみるだけでもいつもとは違う写真が撮れるのでおすすめです。
レタッチ、フィルターで雰囲気を変える
今回ご紹介した写真は「ノスタルジー」を意識して撮影したので、暖色よりの色味で、フィルムライクにするため粒子感を大sたり、コントラストを調整しました。
AdobeのLightroomやPhotoshopなどの写真編集ソフトを使っている方は、自分好みにレタッチされていると思います。
レタッチは奥が深く、色味、光と影のバランスなどレタッチをさらに追求していくのも面白いです。
写真編集ソフトを使っていない方は、VSCOがおすすめ!
VSCOはエモくてドラマチックなフィルターが多く、フィルムライクにできたり、好きな色味に変えることができます。
VSCOのようなフィルターアプリを使うだけでも雰囲気を変えることができるので、ぜひお試しください!
◯使用カメラ&レンズ
FUJIFILM ミラーレス一眼カメラ X-T4ボディ ブラック X-T4
FUJIFILM 交換レンズ XF16-80mmF4 R OIS WR
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